海外文献にみる看護教育学研究
MEDLINEによる文献情報から
藤井 徹也
1
1愛知県立看護大学看護学部
pp.294-295
発行日 1996年4月25日
Published Date 1996/4/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663903747
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研究テーマの発想や研究を展開するとき,文献は必要不可欠のものである.そのために,我々は文献検索の際,情報量の多さ,アプローチの多様さ,スピーディさの点を追求する.従来の冊子体の文献集による検索では,これらのニーズを満たすことには限界があった.現在,多くの研究者はこの点を克服し,さらに充実させることを目的にCD-ROMによる文献検索を実施している.一例をあげると,看護関係の海外文献検索では,MEDLINE(MEDLARS Online)やCINAHL(Cumlative Indexto Nursing and Allied Health Literature)のCD-ROMによるものが適していると考えられる.
MEDLINEは,1964年に米国国立医学図書館(National Library of Medicine:NLM)が,オフライン情報検索システムとして医学領域を対象として開始したMEDLARS(Medical Literature Analysis and Retrieval System)が始まりである.その後MEDLARSはオンライン化が実施され,1971年以後MEDLINEとなった1).NLMのMEDLNEデータベースは,看護分野のInternational Nursing Index,医学分野のIndex Mediousや,歯学分野のIndex of Dental Literatureなどの文献集に収録されているデータについて検索が可能である.
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