グラフ
園芸療法のすすめ―園芸療法士ポール・アリソンさんのワークショップ
ポール・アリソン
,
西田 牧子
,
植田 悠紀子
pp.81-83
発行日 2001年2月25日
Published Date 2001/2/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663902440
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植物と植物に関連した活動を利用して人の身体的・社会的・精神的健康を高め,心身の治療やリハビリテーションをたすける園芸療法(horticulture therapy)のワークショップが昨年10月24日に県立長崎シーボルト大学で行われた.
講師は,カナダの園芸療法士ポール・アリソン(Paul Allison, 42)氏.イギリスのキャニントンカレッジで園芸を専攻,公園や大学の植物園等でガーデナーの職歴を積み,1982年からカナダで園芸療法士としての活動を開始.活動は病院での治療プログラム,治療のための庭の設計,園芸療法普及のためのトレーニングプログラムなど多岐にわたり,プログラムの対象も一般疾患,薬物中毒,犯罪歴のある青少年の更正,老人性痴呆症,アルツハイマー病などさまざま.1996年にヴィクトリア市の高齢者施設で日本からの見学者を迎えたのをきっかけに,毎年,日本人の見学ツアーを受け入れ,1998年からは要請に応えて日本各地で園芸療法の講演やワークショップ,スタッフトレーニングのコースなどを展開している.
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