連載 「准看報告書」以後の看護教育制度をめぐって・4
スウェーデンから見た日本の准看護婦問題
奥村 芳孝
pp.510-514
発行日 1997年7月25日
Published Date 1997/7/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663901644
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
昨1996年12月下旬,私はインターネットで准看護婦養成を停止するという記事を読んだ.その第一印象は「へえー」というもので,一種の驚きであった.
私が一番の問題と考えているのは,准看護婦が置かれている制度上の問題と,准看護婦という職業が必要かどうかという問題が区別されてない点である.もちろん私は日本の医療問題の専門家でもないし,十分な資料をもっているわけでもないので,間違っている点,誤解している点もあるかと思うが,その場合は指摘していただければ幸いである.なおここでは看護士および准看護士もそれぞれ看護婦,准看護婦に含める.
Copyright © 1997, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.