BOOKS 海外雑誌紹介
米国におけるRN学生に対する教育方法―JNE(Journal of Nursing Education)29巻(1991年)7号から8号の途中までの概要
安酸 史子
1
1東京女子医科大学看護短期大学
pp.364-367
発行日 1992年5月25日
Published Date 1992/5/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663900384
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新カリキュラムでスタートした学生が3年生になりました.大学・大学院の増設も夢物語ではなく,現実的に着々と全国規模で広がってきました.短大卒の看護婦の編入の門も徐々に広くなってきました.現在,圧倒的な数を占める準学士も学士も持っていない看護婦を,卒後教育のラインに乗せて学士を取得するコースの構想も聞こえてきます.看護学校卒業生は編入も出米ず,共通1次試験を受けて1年生からやり直すしかなかった私自身の体験からすると,嘘のような時代の変化といえます.これからは日本においても臨床で経験を積んだ看護婦が,看護学士を取得出来る道が広がってくることでしょう.
米国におけるRN学生(登録看護婦の資格を有し学士過程で学ぶ学生)についての研究はこれまでにも多く紹介してきました.今回は,編入にあたって何を単位として認めるかと本質的な問題について示唆に富む論文が掲載されていましたので,その論文を中心に紹介したいと思います.
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