特集 最近の保健婦活動 研究論文集[2]
[特別寄稿]研究の意義とその進め方
神田 清子
1
1群馬大学医療技術短期大学部
pp.938-945
発行日 1990年11月25日
Published Date 1990/11/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662900145
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はじめに
わが国の研究活動が急速に進歩をみせたのは,1970年代に入ってからである。看護実践者にも研究的なものの見方,考え方,態度を身につける必要があるということで,看護基礎教育のカリキュラムの中に「看護研究」の時間が設けられてから久しく,また保健婦教育でも調査の方法についてはかなりの時間が講義されている。そこでほとんどの読者の皆さんが研究の進め方については,一度は講義を受けていると思われる。
しかし,なかなか自信を持って研究をできないのが現状である。また「忙しくて研究どころではない」という声もきく。そこで本稿では研究を行なう目的を確認しながら,研究を始めたいがどうしたらよいかわからないという方々のために,研究の進め方について簡単に述べていきたい。
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