特集 リフレクションから授業研究(レッスン・スタディ)へ
扉
pp.495
発行日 2017年7月25日
Published Date 2017/7/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663200773
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看護教員は毎日「教育」を行っています。教室での講義や,学内演習そして臨地実習。どれも準備し,実施し,リフレクション(評価)を行っているはずです。けれども,そこで終わっていないでしょうか。リフレクションした内容をもとに新たな授業案を作成し,実施,リフレクション,改善を繰り返すことで,教育は進化していきます。このサイクルを回すことこそ,授業研究(レッスン・スタディ)なのです。
「教員は教育者であるだけでなく,研究者でなくてはならない」という言葉を研究発表の場でよく聞きます。もちろんそのとおりでしょう。しかし,調査研究や学生を対象とした研究も大事ですが,まず教員が研究対象にすべきはもっとも身近な自らの授業ではないでしょうか。その重要さは,おそらくどの教員も気づいているはずです。
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