特集 実践知の学びを再考する“わざ言語”
扉
pp.411
発行日 2017年6月25日
Published Date 2017/6/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663200753
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「看護とはサイエンスでありアートである」と言われてきました。これは,もう古い,意味をなさない言葉でしょうか。
看護基礎教育の「技術教育」は,戦後,看護技術をサイエンスとして,看護師全員の普遍的な技術の獲得をめざしてきました。そのために,卓越した実践である「技能」を,科学的言語で記述し,それを反復によって習得していくモデルに依ってきました。この考え方は,講義や学内で習った「基礎」を段階的に積み上げることによって,実習現場,あるいは卒後に「活用」することを目指すものです。
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