特集 コースポートフォリオで授業改善!
扉
pp.211
発行日 2015年3月25日
Published Date 2015/3/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663200117
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看護の臨床現場や教育現場で,ポートフォリオの活用は珍しくなくなりました。しかしそのほとんどが,実践者である看護師や学生がつくるラーニングポートフォリオで,教員自身の教育活動情報や根拠を記したティーチングポートフォリオや,教育に加えて研究やサービス活動まで記したアカデミックポートフォリオなどは,まだほとんど見られません。上記の3つのような,情報の整理と保管を中心とする教育実践者のポートフォリオは,個人の成長に役立つものではありますが,今後教育の現場において,より取り入れていただきたいのは,科目の担当教員がその「デザイン」「実施」「学生の学び」について記述し,それらに振り返りを加えながら作成していき,情報を共有するコースポートフォリオです。
本特集では,コースポートフォリオとは何かという基礎的な知識から,教員個人に,そして学校全体にどのように役立つかを具体的にご紹介します。情報共有により,看護だけでなく専門以外の教育分野とのより深い協力体制構築の可能性も含むコースポートフォリオについて,興味をもっていただけることを期待します。
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