特集 ピアの力を信じよう 学生同士で教え合うしくみの活用
扉
pp.363
発行日 2014年5月25日
Published Date 2014/5/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663102692
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ピアとは「仲間,同士」のこと。学生自身が学び合い教え合う教育スタイルでは,この言葉がよく用いられます。教育において,「教え込む」のではなく「共に学ぶ」ほうがより効果的であることがよく知られるようになった現在,ピアの力を活用して学びを深めるさまざまな方法の採用が増えているように思います。
看護の世界では,性教育において「ピア・エデュケーション」が,患者指導において「ピア・ラーニング」が,言葉としてよく聞かれますが,教育そのものにおいて「ピア」を本格的に活用しているケースはまだ多くはありません。しかし,「教えることで学ぶ」を日々経験されている看護教員の皆さんは,このような教育の効果は十分おわかりのはず。本格的なものではなくても,ぜひともピアの力を信じて,学生同士が学び合う方法を多く取り入れていっていただきたいと思います。
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