扉

　東京都立看護専門学校７校は，医療の高度化・専門化に対応するため，2002（平成14）年度以降，医療安全科目の新設，教育内容の標準化，臨地実習での｢診療の補助技術｣の強化等に先進的に取り組んできた。そして，｢看護基礎教育の充実に関する検討会報告書｣を受けて，2007（平成19）年６月，｢新カリキュラム検討会｣を立ち上げ，検討を進めてきた。

　本特集は，４つの分科会で話し合われた｢科目構成｣｢技術教育｣｢統合分野｣｢臨地実習｣の内容を紹介する。そして，次号より連載として，８つのワーキンググループ（基礎，成人，老年，小児，母性，精神，在宅，看護の統合と実践）での検討内容を順に紹介していきたい。

　我々の試みを参考に，それぞれの学校で調整を進めていただければ幸いである。