扉

　新人看護師の12人に1人が就職1年未満でやめていくという現実は，看護基礎教育に少なからぬ波紋を投げかけている。折りしも厚生労働省は，この3月に｢看護基礎教育の充実に関する検討会｣を発足させた。

　本特集では，｢実践知を学ぶ｣という看護の学習とはどのように成立していくのか，教育学の立場からの発言と，実践的力量を形成することにおいてリフレクションを取り入れた学びの枠組みを提案する2つの論文を紹介する。