特集 思春期保健のこれからのカタチ
健やか親子21における思春期保健の評価指標の考え方と解説
岩室 紳也
1
1神奈川県厚木保健所保健予防課
pp.666-671
発行日 2001年9月10日
Published Date 2001/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662902479
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健やか親子21を活かすために
やっと思春期保健に日が当たった
健やか親子21で画期的なことは,主要課題のトップに「思春期の保健対策の強化と健康教育の推進」が掲げられたことです。従来,思春期保健は学校保健現場で対応され,それなりに成果を挙げていると考えられていました。1996年に元厚生省が市町村母子保健計画策定の際に示した指針の検討段階では,思春期保健を含めた5本柱が検討されていましたが,最終的には「思春期保健」が入っていませんでした。しかし,今回の健やか親子21検討会では学校保健現場から複数の委員の参画があり,これは学校保健と地域保健が連携して思春期保健問題に取り組む必要性が学校現場でも認識されている証です。
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