特集 生活圏に注目しよう—人口の大小で保健活動の違いはあるか
[生活圏に注目した保健活動]住民の意識向上と地区組織との連携を図る
安井 さとみ
1
1滋賀県大津市役所健康管理課すごやか相談所
pp.98-104
発行日 1995年2月10日
Published Date 1995/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662901089
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はじめに
大津市は,南北45.6km,東西20.6kmの琵琶湖に沿った細長い都市で,近畿,中部,北陸の3つの経済圏の接点にあり,早くから繊維,紡績,化学,電器関係の企業が進出し,生産都市の性格を呈していたが,近年,京都まで10km,大阪まで50kmにあるところから住宅開発が進み,京阪神のベッドタウンとなっている。
人口は,約27万2000人,世帯数約9万3000世帯,65歳以上人口比率が約11.7%(平成6年4月1日現在),出生数は年間約2900人である。
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