特集 地区担当と業務担当
静岡県の保健所組織再編成,そしていま保健婦に求められるもの
塩地 充子
1
1静岡県下田保健所
pp.435-439
発行日 1992年6月10日
Published Date 1992/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662900497
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保健所の設置とその後の統廃合の経過
昭和13年に清水保健所を設置以後,順次設置して,昭和30年までに22か所となっていった。昭和31年1か所廃止,その後,政令市保健所の設置をみるなどして,昭和39年には23か所の保健所が過去最も多い設置数で活動が展開されていた。
県は「基幹保健所構想」(昭和43年),「保健所問題懇談会基調報告」(昭和45年)等々をうけて,昭和46年県東部の保健所廃止・統合の方針を出した。廃止される保健所が管内人口10万人,今後,地域開発による人口増加も見込まれる。統合されると3市5町という広域になる等々から,地域住民から統廃合反対運動が展開され,結論として廃止保健所は「出張所」として事務所は存続した。
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