特集 これからの保健所保健婦
地区分担制と業務分担制を考える—香川県における保健所保健婦の役割・機能の変遷とこれからの方向
臼杵 久子
1
1瀬戸内短期大学
pp.891-901
発行日 1989年11月10日
Published Date 1989/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662207837
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はじめに
地域保健将来構想報告書が本年6月に出され,地域保健の将来的視点,地域保健将来像など包括的な医療,健康の推進を進展させることが明確化された。そのなかで保健所業務の見直しにより,これからの保健所のあるべき方向が示唆され,地域保健活動の統合化・総合化によりその効率的実施体制の確立が求められるなかで,特にその中心的役割を担う保健婦の確保とその果たすべき役割の重要性が望まれている。したがって,今,ここにきて再度保健所保健婦の機能に視点をあて,多面的に検討を加え,将来の発展を考えるべきである。
そこで香川県における保健婦活動の変遷を振り返り,その評価も加えながら,今後のあるべき姿を見出したい。
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