座談会
保健婦係長は対人保健サービスのかなめ
前田 律子
1
,
沢田 扶美代
2
,
大久保 洋子
3
,
大西 章恵
4
,
相馬 千恵
5
,
春日 興子
6
1北海道千歳保健所・前苫小牧保健所
2北海道倶知安保健所・前滝川保健所
3北海道深川保健所
4北海道網走保健所
5北海道当別保健所・前美唄保健所
6北海道富良野保健所・前岩見沢保健所
pp.822-837
発行日 1986年10月10日
Published Date 1986/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662207217
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春日 私たちを取り巻く情勢がすごく変わってきています。58年の2月に老人保健法ができたり,その後健康保険法が大幅に変わり,新年金制度とか,中間施設構想など,老齢化社会になってきた日本の将来に向けて,いままで行われてきたことの変更とか,新たな対応が打ち出されてきています。また,男女雇用機会均等法の成立とか,看護制度,母子保健法の見直し,それから北海道では,知事の私的諮問機関である,略称新道政調査会が保健所の見直しも行っているということで,私たちの活動もこれから影響を受けざるを得ない状況になってきています。
こんな中で,住民の健康の維持とか増進を旗印に活動している北海道の保健所の保健婦係長たちが,いま現場で直面している問題とか悩みとかを,どう解決しながら,あるいはしようとして働いているのか,きょうはそこら辺を話してみたいと思います。1984年の8月号に「若手婦長の悩み」とか,1985年の2月号に「スタッフから婦長に期待するもの」というのが『保健婦雑誌』に載っていたんですが,それらを読んで共感する部分,反論の部分もあったと思います。
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