《国保保健婦の40年(42巻3号特集)》巻末資料 研究
看護の中間施設を考える
保健婦ステーションを中心とする地域健康管理の効率的運営の方法に関する研究
青山 英康
1
1岡山大学医学部
pp.332-343
発行日 1986年4月10日
Published Date 1986/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662207153
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I.緒論
国民皆保険制度発足以来,すでに10数年を経過し,この間の社会的変貌の中で,発足当時とは保健・医療需要が質的にも量的にも異なってきており,今日必ずしも現在わが国の保健・医療の供給体制がこれらに対応しえているとはいえず,数々の矛盾を生み出している1〜5)。
しかも,これら数々の矛盾や問題点に対する従来の諸々の処置が適切でなかったために,さらに一層矛盾を大きくし,問題を深刻にしており,今日の医療制度,医療保険制度の抜本的な改革が,広く国民的世論として要求されるに至った4)といえよう。
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