特集 乳幼児用品総合診断
衣類
話し合い
毛利 子来
1
,
藤井 キヨノ
2
,
高口 保明
3
,
樋口 トシ江
4
,
松田 岩男
5
,
権平 俊子
6
,
小坂 英世
7
,
北 郁子
8
,
田井 富子
9
,
峯 純子
10
1小児科毛利医院
2二葉乳児院
3神奈川県立栄養短大
4杉野女子大
5教育大学心理学
6愛育研究所
7精神科小坂診療所
8白梅短大保育科
9三越
10伊勢丹ベビーコーナー
pp.22-26
発行日 1970年1月10日
Published Date 1970/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662204571
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衣類
樋口 これも肌にぴったりそうような薄手のオールコットンの半そでの肌着というのが一番いいと思うんです。ひもであってもボタンであってもたいして差はないと思うんですけれども,ただひもというのはわりと大きさを調節できますから便利だと思います。できるだけそでぐりの小さいのがいいですね。重ね着しまして抱いたときに着くずれしませんから。それから肌着のたけは長い必要は全然ない。おむつカバーの上に少しおおうぐらいで,おむつカバーの中に入ってしまわなければむしろ小さいもののほうがいいんじゃないかと思います。
縫い方の点ではいまの肌着はたいへんいいですね。縫いしろをそれほどひびかないようになっていますし,それから日本では一応最高の綿を使っているようですし,弾力もありますし,ただこの綿メリヤスじゃなくてガーゼを使っているほうは……私はガーゼよりもこちらのメリヤスのほうをおすすめします。ガーゼはもちも悪いですし,それからだんだん動いている間に背中のほうにたるんでもきます。それから新生児の場合は腕がこういうふうにちょうどガーゼのそでの中に入ってしまうんですね。運動も妨げますので,できるだけぴっちりしたこじんまりしたものを。みんな縫い目が重ね縫いにしてありますけれども,そでのここにまちが入ったようになっているのがございますね。あれもいいですね。背中が1枚になっていて,わき縫いも何もない……。
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