座談会
母子保健法とその周辺をさぐる
滝沢 正
1
,
大島 一良
2
,
高塚 太吉
3
,
関口 美代子
4
,
船川 幡夫
5
1厚生省家庭児童局母子衛生課
2東京都衛生局公衆衛生部母子衛生課
3千葉県松戸保健所
4千葉県習志野市役所保険年金課
5国立公衆衛生院
pp.12-20
発行日 1965年5月10日
Published Date 1965/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662203386
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司会 ご承知のように児童福祉法ができてもう20年近く,その間に国の母子衛生問題もずいぶん変わってきた.その間に児童福祉法の手直しや追加も行なわれてきた.そして今度母子保健法案が国会審議にはいっている.これが成立することによって今まで中心となって母子保健を推進してきた保健所とか,市町村ではこれを遂行してゆく上にいろいろな変革が起こってくるんじゃないか.こういうことで町村の保健婦も.保健所の保健婦もすべていろいろと心配しているわけです.
そこでこの法案がどういうねらいをもっていて,施行されたときにはどういう形ができ上がってくるか,ということを,話し合っていただきたいと思います.まず,順序として今度母子保健法が作られた趣旨の概略を滝沢課長からご説明いただきましょうか.
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