Medical Hi-lite
Speech therapy
堀口 信夫
,
赤司 正子
pp.54-55
発行日 1964年1月10日
Published Date 1964/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662203023
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■はじめに
ここ数年来,Rehabilitationということが医学の各分野で盛んに検討されるようになった.Speech Therapyは,そのRehabilitationの1つの方法として,耳鼻咽喉科領域では古くから研究されてきた問題である.しかし,多くの研究者によって研究されてきたSpeech Therapyも,発声機構や音声の物理学,生理学的基礎的問題に対する実験,研究が主であって,実際の言語障害者の治療にまで及ぶには至らない場合が多かった.いいかえれば,むしろSpeech Pathologyとして盛んに研究され,治療法も種々考案されたが,それらを実際の障害者に試みて,ある一定期間治療にあたるSpeech Therapistがいないわけである.
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