口絵
最近の集団検診技術—尿と血液を中心として
富田 佳世子
1
,
久保田 美恵子
1
1東大衛看公衆衛生
pp.2-8
発行日 1962年12月10日
Published Date 1962/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662202700
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最近,公衆衛生活動でつかわれている集団検診の技術に,スクリーニング検査法があります。スクリーニングとは,ふるい分けのことで,異常な検査結果を示す人を集団の中からより分ける方法です。1948年ころからアメリカでとりあげられ,その後日本でも活発に検討されて,公衆衛生の集検法として尊重されています。この検査で大切な点は
病気そのものの発見ではなくて,異常な結果をしめす人のよりわけであるといわれていますが,この異常な結果をしめす人たちを精密検査(臨床のお医者さんによる)して,病気の診断をつけるわけです。今回はその検査法の中から,目新しい方法の二,三をひろって御紹介します。
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