PROFILE
—舞原 節子—シスターでありナースでもある姫路聖マリア病院院長—『病院は病む人が24時間過ごす所です。ホテルよりも快適でなくては』
学
pp.794
発行日 1988年8月1日
Published Date 1988/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661923154
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「院長と言っても,もちろん医療法上の診療管理者にはドクターがあたっています」舞原さんは疑問に明快に答えてくれた.姫路聖マリア病院では,病院の運営管理と診療管理を別の責任者が行なっているわけである,これはアメリカの病院などでは珍しいことではない.医師が診療に専念できるというメリットもある.
聖マリア病院は,ドイツに総本部を持つ修道会のシスターたちが戦後中国の診療所から来日し開いた病院であるだけに,開院当初から欧米のスタイルで作られ,そして運営されてきた.その結果,現在多くの最新鋭の病院が目指しているシステムのことごとくが既に備わっている.スプリンクラー,2部屋に1つの洗面所・トイレ,広い病室や廊下といった施設面から訪問看護やオープンシステムまで,etc,etc.
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