われらカンゴ族
母 佐々木ナミさん,長女 三橋エミさん,次女 佐々木洋子さん
佐々木 ナミ
1
,
三橋 エミ
2
,
佐々木 洋子
3
,
本誌
1国立療養所松戸病院結核病棟
2国立療養所松戸病院緩和ケア棟
3国立療養所松戸病院肺がん病棟
pp.729
発行日 1988年8月1日
Published Date 1988/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661923138
- 有料閲覧
- 文献概要
エミさん「子供のころ,夜母が家にいないのが悲しくて,家をあけて働きにいく母が嫌いでした.だから看護婦なんかにはなりたくないと……….でも母から辛いという言葉を聞いたことがなかったし,案外楽にこなしているように見えたの.で,これなら私にもやれそうだと思って.安易だったですね.なってみて思い知らされました.この仕事はきついですよ.でも後悔はしていません」
洋子さん「私が高校に行っている時には,姉は既にナースになっていて,キャップをかぶった姉ちゃんていいなあって思って兄てました.私服の姉と白衣の姉は全く別人のように見えて,このギャップの魅力にひかれたんでしようね」
Copyright © 1988, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.