グラフ
おとしよりといっしょ—聖マリアンナ医科大学病院の痴呆性老人デイケア研修
五島 シズ
1
,
八木 保
,
学
,
本誌編集室
1聖マリアンナ医科大学病院
pp.538-541
発行日 1989年6月1日
Published Date 1989/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661922285
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「おはようございます.今日は3月15日,水曜日です……」今日1日の司会進行を務める田嶋さんの大きな声が聞こえ,“水曜会”の始まりだ.ここは聖マリアンナ医科大学病院の一室.集まっているのは痴呆のお年寄り5人と,そのデイケアにあたる人たち.
痴呆老人の権威である長谷川和夫教授を訪ねて聖マリアンナの外来には,多くの患者さんが訪れる.しかし,大学病院の外来である以上,残念ながら木目細かい対応はできにくい.そこで,患者にとっても家族にとっても少しでもより良い対応をしようと,長谷川教授と五島シズ婦長がデイケアを始めたのは,1983年のことだった(デイケアについては長谷川編「痴呆性老人の看護とデイケア」に詳しい).
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