AGING アメリカの老人ケア見てある記・9
ナーシング・ホームでの看護ケア[3]—まとめ—日本とアメリカの看護ケアはどこがどう違うのか
青木 信雄
1
1五木田病院
pp.1066-1068
発行日 1984年9月1日
Published Date 1984/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661920884
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広範囲の機能をカバーするアメリカのナーシング・ホーム
アメリカのナーシング・ホームは普通2種類に大別されます.看護ケア・ホーム(Skilled Nursing Facility,略称SNF)と中間ケア・ホーム(Intermediate Care Facility,略称ICF)です(図1).
看護ケア・ホームは,一定数以上の有資格ナースが24時間いて,高レベルのケアと専門スタッフによるリハビリテーションが提供されます.このタイプのホームは日本でいえば,一般病院やリハビリテーション専門病院の一部をはじめ,老人保健法により登場した特例許可および許可外の老人病院,それに老人福祉施設の中の特別養護老人ホームの一部に相当すると思われます(図2).
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