プロフィル
〈久島トシヨ〉泌尿器科看護一筋に三十年—「排泄物を自然に出せないとは、どんなにかつらいことでしょう」
吉
pp.705
発行日 1982年6月1日
Published Date 1982/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661919587
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医科大学付属の看護婦養成所・助産婦学校を出てからは、二年ほど結核で休職した期間を除いて、ずっと新潟大学病院で看護婦として現在まで働いている。昭和二六年に泌尿器科が開設された当初からかかわっていたから、泌尿器科看護に三十年取り組んできたことになる。
この病院では腎関係の疾患は内科で扱うため,泌尿器科には手術目的で入院する患者が多い。現在では悪性腫瘍患者が増えてきて,どうしても死の問題は避けては通れない。「癌末期で、状態がどんどん悪くなっている人に『今が一番悪い時のピークです。またよくなりります』なんて言うのはとてもつらいですね」
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