プロフィル
〈古米照恵〉夏山の診療所で看護活動を三年—山で病気になると平地とは違った不安に襲われるんです
吉
pp.1433
発行日 1981年12月1日
Published Date 1981/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661919429
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大学病院の脳神経外科病棟に勤務して九年。外の病棟は知らず脳外科一筋。脳外科の術後患者は意識障害者が多く、看護婦には一瞬の油断さえ許されない。「脳外科看護は未知の部分が多いし、緊張感がなくなったら続けられませんね。意識障害者は反応が返ってこないことが多いのですが、いつも患者さんに見られていると思って看護しています。でも反応がなかった患者さんが反応をしてきた場に居合わせたりすると、神秘的な感じがして、とても感激してしまいます」
そんな緊張の連続した勤務の中から、毎年夏になると、トレーニングを積んで、長期休暇をとり山の診療所にやって来る。昨年は体の具合が悪くて来られなかったが、一九七八年から数えて今年で三回になる。
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