昭和41年度日本看護協会総会日大講堂で助産婦会通常総会第一生命ホールで開く

　4月22日から23,24日の3日間，昭和41年度日本看護協会総会が東京・両国の日大講堂を中心に開かれた。

　第1日の22日は保・助・看3部会総会にあてられ，助産婦総会は第一生命ホールで定刻，全国各県からつめかけた会員を前に開会式にはじまり諸議題を討議検討し円満に進行した。

　第2日，3日は日大マンモス講堂第3部会会員がうずめつくす大集会になったが，約7千を越える超満員。年1回の各地の会員が顔をあわすなごやかな交歓風景が随所に見うけられた。開会式の各界来賓挨拶につづき，執行部提案の議案，また各部会報告に代議員の熱心な討議があった。おりからの医療界に吹きすさんだマスコミの黒いキャンペーンもものかわ，ここ東京の一角はナースによる真剣な良い看護をするための，まもるための活動の土台づくりに集中した。今回の総会は当初，代議員総会の予定であったが，例年どおり全体総会として進行し，重要議題である会費値上げの執行部提案は否決され見送りにされた。何はあれ協会が専門職団体としてさらに強力な活動を展開するためには，第1の土台は財政基盤であることを考えた時，現状の会費について全会員は一考も二考もしなければならなかったのではなかろうか。