グラフ
健診をうけてやっと安心した—農村地域の健康管理の最前線で活躍する長野県長門町・和田村健康管理センターの活動
八木 保
,
本誌編集室
pp.234-239
発行日 1979年3月1日
Published Date 1979/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661918621
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小雪がちらほら降っている底冷えのする日,健康管理センターのマイクロバスが,健診場の公民館に到着する大分前から,村の人たちは健康手帳を手にストーブを囲んで待っていた.
長野県の上田市からバスで1時間,中山道ぞいに位置する農村,長門町と和田村に健康管理センターができたのは今から7年前.過酷な農作業,粗食,塩分多食の生活は,住民の中に多くの若年性成人病患者を出させてしまった.高血圧,動脈硬化,その結果としての脳卒中.
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