グラフ
待つのではなく,出かけていく医療—東京都・北病院のハンディ・キャブによる訪問看護
早川 ミツオ
,
本誌編集室
pp.1018-1023
発行日 1978年10月1日
Published Date 1978/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661918506
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寝たきりの人や身体障害者が,ストレッチャーや車イスのまま乗れる夢の車として話題を集めている“ハンディ・キャブ”を使って,ユニークな訪問看護活動に自主的に取り組んでいる民間の病院がある.東京・北区にある医療法人社団北病院がそれである.
病院は開設後まだ4年目の新しい病院であるが,地域住民・労働者・患者・民主団体の出資金や寄付・カンパを基金として建設されたというその生い立ちと,‘待つのではなく,出かけていく医療"をモットーとする住田院長をはじめ病院スタッフの共通の考え方に基づいて,訪問看護は開設当初から計画され,昭和51年4月から実際に始められてすでに3年目を迎えている.そして今年7月から,ハンディ・キャブによる訪問が始まった.
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