グラフ
生き残ってしまう側の愛と苦悩を描いた白血病ドラマ—肉親の絆とは何かを問いかける映画“ジョーイ”
pp.126-127
発行日 1978年2月1日
Published Date 1978/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661918317
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父母と4人の息子と1人の娘という,決して豊かではないキャパレッティ一家に,突然不幸が訪れる.11歳になる末つ子のジョーイ(ジェフリー・ライナス)が白血病の宣告を受けたのだ.余命は数か月,このままじっと死を待つか,苦痛を覚悟で治療に挑戦するか、二者択一を迫られた父母は,治療の道を選んだ.
ストーリーは,アメリカン・フットボール選手である二番目の兄のジョン(マーク・シンガー)とジョーイの兄弟愛を中心に展開する.そして,この2人を取りまく父母や姉弟たちが薄幸の末つ子におくる精一杯の肉親愛が,1時間38分を息もつかせず引きつける.
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