目で見る移動・介助の実技・23
進行性筋ジストロフィー症(ドゥシャンヌ型) 9—移動動作と介助・2
野々垣 嘉男
1
1名古屋市立大学病院
pp.93-96
発行日 1978年1月1日
Published Date 1978/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661918309
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介助・装具歩行と介助
病勢の推移とともに筋萎縮による著しい筋力低下や姿勢のアンバランスのため,独歩が不能となり,介助・装具歩行(stage Ⅳ-Ⅴ)が余儀なくされる.
野島らは,本症の装具歩行・装具起立の限界について表のように述べている.また,この段階で起立(補助)しないと脊柱や胸郭の変形を生じ,その増悪阻止のためには装具療法が有効であり,生活・精神面に好影響を与えると報告している.
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