ベッドサイドの看護
水頭症患児の看護
小林 桂子
1
1中央鉄道病院小児病棟
pp.50-53
発行日 1976年1月1日
Published Date 1976/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661917789
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はじめに
小児科病室において,各期の小児と接することは,種々の発見も多く楽しいことが多い.しかし,疾病を持ち,入院生活を強いられた小児であり,看護の重要性を痛感する.特に表現力の少ない小児のニードを,いかに把握してそれに応えるか,また保護者に対してはどのように対処したらよいのか,日々考えさせられる.
最近,私たちは,成長発育の目覚ましい乳児期に頭囲拡大があり,水頭症と診断され入院してきた生後8か月の男児を看護することになった.3か月間の入院生活をした患児を通して,患児や家族に対して私たちの看護行為がどうであったか経験をまとめてみた.
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