看声医語
湯タンポの夢
宇治 正美
1
1長野県立阿南病院
pp.71
発行日 1971年8月1日
Published Date 1971/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661917765
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「脚がもう3センチ長ければなあ」と,看護婦のモロちゃんはつくづく考える。
この病院が,まだ木造建てだったころのことである。セントラル暖房なんてわけではなかったので,夕方には入院患者の湯タンポを作る仕事がある。
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