臨床における研究の展開 東京看護学セミナーの歩みから
研究グループめぐりある記
臨床における研究の展開
スタッフの力生かして—虎の門病院看護研究委員会
K
pp.28-29
発行日 1971年4月1日
Published Date 1971/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661915989
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虎の門病院の看護研究組織が誕生したのは昭和41年3月。幡井ぎん看護部長の看護問題諮問機関としてスタートした。それ以前開設以来も近代的な病院組織,優秀なスタッフ,常に最新の機材設備を持つこの病院が,看護部門において臨床・現任教育の分野など病院学会,病院管理学会,看護学会とそれまでも幾多の看護演題を発表していたのは周知のところである。そうした研究への指向性,実践を各病棟単位のスタッフが持続してきた積重ねの上に,次なる組織化が計られたのである。
名称は看護研究委員会。構成メンバーは各単位より1名を推選する。ただし主任,婦長という職制ははずされる。現在12名。月2回の委員会には可及的に看護部長は出席する。委員会の仕事は,看護ゼミナールの年間プラン作成と実施,定期採用新人ナース総合オリエンテーションスケジュール作成を柱としている。
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