看護相談室
退院や回復を希望しない患者さん—野本 秋子
森田 昌子
1
1国立国府台病院付属高看学院
pp.55
発行日 1970年3月1日
Published Date 1970/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661914803
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最近内科病棟実習をいたしましたところ,患者さんのなかには症状がよくなっているにもかかわらず,家庭に帰りたくない人があるのに驚きました。そしてときには診療や看護も拒否されます。老年期の方に多く見られますが,この患者さんに「早くよくなってお家に帰りましょうね」と言う紋切り型の慰めは役に立たないことを知りました。このような方々にはどんな看護を行なったらよいでしょうか。
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