カラーグラビア シリーズ・人体臓器・6
空腸(上部)
横地 千仭
pp.5
発行日 1969年9月1日
Published Date 1969/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661914592
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小腸の内面には輪状の壁がある。この壁は十二指腸でもっとも高く,空腸ではやや低くなるが,規則的に存在し,回腸に至ると次第に少なくなり,不規則な低い壁が見られるだけとなる。この壁は胃の場合と異なり,膨満しても消失することはない。粘膜の表面には微細な絨毛が密生してビロード状に見える。
外表面は腹膜で被われており,非常になめらかである。
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