Medical Topics
アダムス−ストークス症候群,他
K.K.
pp.96-97
発行日 1967年4月1日
Published Date 1967/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661913124
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失神,チアノーゼ,痙攣発作を反覆するためにてんかん,脳卒中,一過性脳循環障害などの診断をつけられることがあるが,発作時に脈拍をみて脈をふれないことを確認することが本症の診断に役立つので,中年以後の失神・痙攣発作時にはまず“脈を診る”ことを注意してほしい。
AdamsとStokesによってそれぞれ,1827,1846年に記載されたもので,古くは房室ブロック(心房と心室の間を連絡する刺激伝導系の障害のため,心房と心室とがそれぞれ独立して収縮している状態)のある患者で心室の拍動が停止したために起こる脳の循環障害とされていた。
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