看護□整形外科
脊髄損傷
園部 梅
1
,
越智 美津子
2
1東京厚生年金病院
2東京厚生年金病院整形外科
pp.78-81
発行日 1966年9月1日
Published Date 1966/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661912876
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脊髄損傷は,入院が長期にわたるのが普通です。入院時より前号記述の変形,褥創などの予防に注意を払い,その期間をさらに延長させるなどのないようにしなければなりません。そして急性期を過ぎると社会復帰を目的として体力増進に励み、種々の練習,訓練,習慣づけなどが早期からなされます。
寝返えり練習より始めて,ベッド上,ベッドサイド,マット上での練習,車椅子へ(写真1),また車椅子からベッドへの移動(写真2),装具装着後の起症練習,松葉杖練習など上半身を支える上肢,腹筋を強めるためにも行なわれます。また身の回りの仕事の処理方法など漸次進められていきます。
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