看護□整形外科
器具・用具の基本的使用法
園部 梅
1
,
越智 美津子
2
1東京厚生年金病院
2東京厚生年金病院整形外科
pp.70-73
発行日 1966年4月1日
Published Date 1966/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661912703
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機会を得まして,私たちが行なっております看護方法を紹介させていただくことになりました。しかし,私たちの病院では,器具,用具も最新式ではなく,従来までのものを使用しており,この方法が最善だとは決して思っておりませんが,もし,皆様のご参考に少しでもなれば幸いと思います。またお気付の点がありましたら,お教えいただきたいと思っております。
一般に整形外科は,他科にくらべ,安直に考えられがちですが,最近,整形外科技術も発達し,また注目されてまいりました。リハビリテーションの分野にまで,その看護は拡大重視されてきております。整形外科の看護用具としては,特に精巧なものはなく,砂のう,離被架,架台が3大用具であることからも判りますように,ごく簡単な器具が重要な役割をしております。ここに,その使用につきましても,基礎を良く理解して,器具,用具に親しみ,工夫することが必要になってまいります。それで今回は①器具,用具の基本的使用方法,用途②看護婦が用具に親しむにはどうすべきかについて書きのべてみたいと思います。次回以後は,症例を加えまして病室での具体的器具の使用方法,その注意事項,観察などについて紹介してゆく予定でございます。
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