クリニックからの発言
ほんとうに効く薬はあんがい少ない
浦田 卓
pp.88
発行日 1966年6月1日
Published Date 1966/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661912778
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さいきん,私のところの薬棚はとみにスキスキになってきました。“なんだか,うちの薬局はちかごろ淋しそうね”と,うちの看護婦さんがいうくらいです。
昨年の暮には,友人の医師のところに車のトランク一杯になるほど薬を積んでもって行って差上げました。友人が,“医者を廃業するんかね”といったぐらいです。“いや,廃めるんじゃないけど,たくさん種類がなくったって,やってゆけるのでね”と答えておきました。
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