看護英会話
GYNECOLOGY
赤松 隆
1
1慶応義塾大学医学部
pp.60
発行日 1966年6月1日
Published Date 1966/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661912770
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- 文献概要
◇pelvic examination(内診)はgynecological examination(婦人科診察)のもっとも基本になるものですが,私どもでは,婦人科の医師以外によってはあまり積極的におこなわれず,婦人科医に依頼してしまう場合が多いようです。米国ではrectal examination(直腸診)とともに,他科の医師による一般診察の場合でも,ほとんど必ずこれをおこない,chartに記載をするのが普通です。特にemergency room(救急室)をおとずれてきたacute abdomen(急性腹症)の患者などでは,P. I. D.(pelvic inflammatory disease)の可能性が多いのでpelvic examinationをneglectすることはありません。
また,医師が患者に対してpelvic examinationをおこなう場合は,必ず,立ち合いとassistの意味をかねて,nurseを1名以上同室させるのも常識となっています。
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