特集 看護婦の勤務と生活の合理化
第4部 生活を豊かにするために
ホテルを上手に利用するには
岩満 一顕
1
1丸の内会館
pp.152-155
発行日 1961年6月15日
Published Date 1961/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661912569
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
新しい時代を楽しむ皆様が旅行をするとき,旅館よりもホテルを利用することが多くなるのは当然だろうと思います。ところで皆様のためにホテルに宿泊するとき必要な心掛けや習慣を申し上げると共に,その上手な利用の秘訣をご紹介申しあげましよう。洗練された近代女性である以上,ホテルにはいってマゴマゴしたり,キョロキョロ眺め廻しては困ります。私の申し上げることを良く覚えていれば,悠々と胸を張ってホテルにはいつて行くことが出来るはずです。
1.ホテル宿泊の一日
1.予算をたててホテルに予約をしましよう
先ず第一に旅行のスケジュールに従つて,宿泊料を算出してできるだけ早くホテルの予約をすることです。予約をするには電報,手紙,電話,交通公社などを利用すれば良いでしよう。季節により,また有名なホテルほど早く予約しなければなりません。一度予約すればホテルの方では変更するようなことは絶対ありません。もし予約をしてない場合はフロント(日本式に言えば帳場のことです,ルーム係,鍵係,会計係,伝言係,郵便係などがあります)で申し込みますと,料金表により適当な部屋を割り当ててくれます。ただしこの料金には食事代は含まれません。それに税金とサービス料が普通1割位ずつ加算されます。
Copyright © 1961, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.