FOR STUDENTS
看護教育はこれでよいか—国立看護短期大学の設置計画に当たって
関東逓信病院付属高等看護学院自治会
pp.36-41
発行日 1964年7月1日
Published Date 1964/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661912296
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
1.動機
日ごろから私たちは看護学校の大学制についていろいろと考えていましたが,第4回都内看護学生ゼミナールを機会としてこれを調査,検討してみることに自治会員の意見が一致して研究に踏み切ったわけです。今回の私たちの研究は現在の大学の実態を調べることに着眼を置かないで,意味の広い「大学制について」という,中でも特に最近話題となっている国立看護短期大学の大学制について調べ,この狭い意味の大学制から本当の意味での大学とはいかなるべきのものであるか,私たちで考えてみました。
文部省では,昭和39年度概算要求事項のひとつとして看護に関する短期大学の設置要求を提出し,来春から東京に事核モデルケースとして看護短期大学の設置を予定して,看護関係者の興味と期待を集めています。(この計画はいちおう来年度にもちこされました)
Copyright © 1964, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.