この人と30分
現場に密着した行政を—新潟での協会総会をみんなのものにした—新潟県看護係長 清水テルさん
所沢 綾子
1
1編集部
pp.62-63
発行日 1963年8月1日
Published Date 1963/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661911998
- 有料閲覧
- 文献概要
ターキーに似てるわね
この清水テルさんのポートレートをごらんになると,そう思われる方が多いかもしれない。清水さんは,小柄な体に,いつも男仕立てに近いセビロと,ズボン,という男装である。話をしてみるとすごくやさしく女らしい印象の人であるが,どこかきびきびとした芯の強さを感じさせる。係長になってから約10年。全国係長会議,あるいは行政研究会の中でも中核的な存在で,理論的な内容展開をするその発言は説得性を持っていて,相当の発言力があるらしい。
清水さんは,新潟県の出身。新潟医大看護学校を卒業。戦争中は,北支,満洲で臨床看護婦として働く。戦後22年に保健婦の資格をとり,町村保健婦,保健所保健婦として8年間ぐらい働き,県庁に勤務し現在に至る。
Copyright © 1963, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.