Nursing Study
電気ショック治療時の口腔外傷について
木本 信義
1
1国立武蔵療養所
pp.86-89
発行日 1963年7月1日
Published Date 1963/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661911983
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
1.はじめに
電気ショック治療法の起原は,1938年イタリーのツェルレッティとビニイ両氏により,日本では1939年安河内と向笠らによって創始されたもので,主として精神分裂病の特殊療法として施行されたが,その後その他の精神疾患にも応用されるにいたったのである。
武蔵療養所において電気ショック治療をはじめられたのは,1940年開所第1年目で,第1表のごとく2例である。その後1946年までは年間最高8例にすぎなかった。
Copyright © 1963, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.