FOR STUDENTS 寮生活
職業人としての自覚
間宮 秀子
1
1国立岡山病院付属高等看護学院
pp.66-67
発行日 1962年12月1日
Published Date 1962/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661911806
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寮は看護学生の福祉のためにある,あるいは24時間の教育の場であるとか,いろいろ言われているが,ひとりのむすめさえ思うように育てられない世の中では,100人近い人たちをどのようにさせたらよいか,私どもには荷が重すぎる。しかし両親から離れた全寮制度をとらせている以上は,私どもは責任を感ぜざるをえない。
若いときは二度とないのですからおもいきり楽しく明るい寮でありたいし,またとない集団生活の機会に民々主義の根本である自主的で責任のとれる人となってほしいし,社会性のあるしつけを身につけてもらいたい,またとない機会であるからよい友だちをつくってもらいたい,とあれやこれやと思うことのみが多い。
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