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看護教育研究会盛大に開かる
pp.50
発行日 1961年11月15日
Published Date 1961/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661911510
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看護教育研究会の36年度総会および研究会は,去る7月31日から1週間東京大学医学部本館講堂で開催された。全国から集つた200人の看護教育者は,汗のふき出る盛夏のひる下りを,看護教育の内容充実のために,多角的な勉強にいそしんだ。
当日は,千野薫前会長の挨拶にはじまり,松本富新会長,宮原,仮江副会長の挨拶,新任役員の紹介を終つて顧問の林塩氏の挨拶に入つた。林氏は,こうした研究会が,年々,会員の自分たちの力と熱意によつて開催されていることに対して,惜しまない敬意をあらわした。と同時に看護協会の力によつて,看護教育発展のための方向が具体化されることへの抱負がのべられた。
また医療制度において,重要な比重を占めている看護婦の代表が「医座審議会」のメンバーに入つていないことへの矛盾が投げ出され,厚生省に看護婦代表を送り込むよう働きかけている——という協会の動きが伝えられた。
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