ナースの意見
9月号 新しい基準看護をめぐつての中“看護学生は労働力か”に対する意見—≪看護教師として≫
赤松 和子
1
1岩見沢市立病院附属准看護婦養成所
pp.45
発行日 1959年12月15日
Published Date 1959/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661910980
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看護要員が足りない。足りなくて足りなくてどうしようもない。しかたがないから,なんとか最低の線で(許可が得られるか,得られないかすれすれの線で)准看護婦(又は看護婦)養成でもはじめねば,この様な意味から看護婦養成をはじめられた所は,たしかに多いと思われます。従つて,この教育の目的には,もちろん良質な看護婦養成という表看板はあるでしようが,なにはさておき労働力の増加という重い荷が背おわされているのであります。
看護学生は教育機関たる病院で,看護の何を学ぶでありましようか。
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