新看護学
腎臓疾患の病態生理(3)
阿部 正和
1
1慈恵医大
pp.61-69
発行日 1958年6月15日
Published Date 1958/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661910633
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腎臓の機能が障害されるということは,とりもなおさず,その機能的単位であるネフロン(第1図)の働きが徐々に失われて行くことに外ならない。従つて,ネフロンの作用,すなわち,体内での新陳代謝の結果産生される不要物質の排泄機能,及び細胞外液の量及び成分の濃度を調節する機能が障害されるわけである。いま腎臓の機能が全く廃絶した時の状態を考えてみよう。
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